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悪夢の女王は全ての悪夢に無慈悲に君臨する
人間に最初の悪夢を見せた
十夜の悪夢を見せた
三十夜の悪夢を見せた
長い悪夢も半ばを過ぎて
百夜の悪夢は終わった
ダークサイドヘブンは幾多の魂を戦わせ凝縮した魂を作るための場所。その目的は果たされた
かなたは元の世界に帰る。たとえ元の世界にいられる時間が僅かなものであっても
冬野かなたのダークサイドヘブンは二つの世界へと分かたれた
50の「悪夢の果実」を奪った
100の「悪夢の果実」を奪った
200の「悪夢の果実」を奪った
全ての「悪夢の果実」を奪った
百夜の悪夢を追求し、より美しい悪夢へと練り上げることができた
百夜の悪夢を最高の悪夢へと完成させることができた
全ての罠を得たヴェルギリエは「最高の悪夢を楽しめるのはむしろこれからだ」と喜んだ
全ての技を得たヴェルギリエは「これらの技で思うままに踏み躙ることができる」と微笑んだ
全ての肉体を集めたヴェルギリエはこの肉体でどんな生贄が作れるか妄想してみることにした
闇の姫レグリナは自分の物語の中で「もう1人の姫」と出会った
闇の姫レグリナの肉体と魂を奪い「もう1人の姫」がヴェルギリエのものとなった
刻命の姫ミレニアにはヴェルギリエが人間に見えていた
刻命の姫ミレニアは肉体と魂を奪われる前に幼い頃に消された記憶と感情をとり戻した
悲劇の姫レイナは呪いと悲劇から離れて静かに佇んでいた
悲劇の姫レイナは肉体と魂を奪われる前に復讐する心を捨てるように訴えた
烙印の姫アリシアはダークサイドヘブンで魔手から解放された
烙印の姫アリシアは肉体と魂を奪われる前に裏切りと陰謀の無い世界に身を置くことができた
冬野かなたはヴェルギリエを見て困惑した
冬野かなたは自分の姿をとりもどした
これでヴェルギリエは5人のエフェメラに選ばれた少女たちの肉体を自由に使うことができる
異なる世界に放たれた5人のエフェメラは自らが惹かれた少女に自分自身の存在を賭けたのだ
百の魂を「あの御方」に捧げた
奪った肉体から最初の「生贄」を創造した
最初の「悪夢の記憶」を作成した
他のダークサイドヘブンで作られた「悪夢の記憶」を覗いた
「自分だけの悪夢」を作れることがわかった